はじめからあった10個のお題は、
管理人・梁亜が妄想する食満と富松が出会ってから、食満が卒業するまでの時間を10等分にして、
そのひとつ、ひとつをイメージしたことばをそのまま使いました。

最初のお題の意図はとっても独断と偏見だったのでひみつにするつもりだったのですが、
データを確認していたら、3年前のメモとイラストがまるまる残っていて「もったいない」なぁって…。
よかったらおつきあいしてくださるとうれしいな。


年齢操作あり、卒業ネタあり、やりたい放題です。


興味がある方はスクロールおねがいします。



















食満13歳。富松10歳。ふたりは運命的な出会い(?)をはたします。

用具委員会に所属することが決まった富松は、委員会の先輩たちにあいさつをしてまわります。
そこで、富松は用具委員会に所属していた食満先輩に出会います。
緊張でがちがちの富松。一方、そんな富松のふるえまくる声を聞き取れず、なんのこっちゃな食満。
あわあわあわし続ける富松を見ていて、食満がとった行動…
それが富松の「どくそうてきなはっそう」という才能を開花させるのでした。

にしても、食満さん、むらさき似合いませんね^^




用具委員は超絶な仕事量を誇る委員会だと思います。
しかし、それは、地味で、地味で、地味で、地味で、地味で、地味な作業ばかり、
それはとてつもない忍耐力が必要で、はっきりいってめんどくさいので、
くそマジメな生徒か、よっぽど変わり者の生徒か、頼まれたら断れない上手く使われちゃうタイプの生徒とかしか委員会に参加しないのです。

用具委員に配属される生徒の数は多いのに、
現在、原作に5人しか登場しないのはそのせいだと梁亜は思っています。
ほかの用具の人たちはみんなさぼりです。
ちなみに現在の用具委員会でまともに委員会してるのは富松と下坂部のみ。
後輩大好き食満がお菓子やらなんやらをちらつかせるので、福冨、山村がよってくる。
食満はそんな子たちがかわいくてムツゴ○ウさん状態。
そんな委員長を見て発狂しかける富松を下坂部がなだめる。そんな感じ。がんばれ、作兵衛。

あ、話がずれた。

そんな委員会なので、食満は4年生にして、初めて、委員会においての後輩らしい、後輩をゲットするのです。
ちなみに、現一年生が用具に入る前までは、食満はじみちにまじめに地味な作業をし続けることができたので、他の委員会にコンバートされなかった。
とゆうか、ほかの同級生が濃い過ぎたので、コンバートされるスペースすらなかった。
さすが、9年目の男である。

あ、また話がずれた。

食満は、「ここはどうすればいいんですか?」「つぎはなにしたらいいんですか?」と自分を先輩として頼ってもらえることがうれしくてうれしくてうれしくて…

ね、食満さん。ほどほどにね。ね。




食満の行き過ぎたスキンシップ(?)に富松の妄想は爆発寸前。
近づきたくない、近寄りたくない、近づいてきて欲しくない、近寄ってきて欲しくない。だってこわいから!

富松は食満というそんざいが目に入るたびにものすごい形相をするようになります。
そして、同級生である、神崎、次屋のW方向音痴にふりまわされ、伊賀崎の毒虫にたかられるのは日々の日課で、 三反田を某先輩の落とし穴から助け出そうとすると毎回一緒の穴で一夜を過ごすことになるわ、浦風の真夜中の勉強会には付き合わされるわ、

つねに苦労という危険に置かされている彼の防衛本能は常人をはるかにしのぎます。
そう、彼が自分を確認したら最後、近づいてきます。

逃げる準備はいつでもカンペキだ!!
自分を守るために、さぁ逃げろ!!!




ついに、食満は6年生に、富松は3年生に。

そして、ふたりはなんの因果かまた同じ用具委員に。
「なんで!!??」とうろたえる富松に救いの手が!
1年生のコンバート事件で、福冨、山村、下坂部が用具委員に!!
食満の恐怖のムツ☆ロウスキンシップ(?)の矛先はかわいい、かわいい1年生たちに向けられます。
「うおっしゃぁあああああああ!!!」あまりのうれしさに飛び跳ねんばかりの富松。
2、3日浮かれていた富松だけど、なんだか調子が出ない。
委員会に顔をだせば、食満は、1年生たちにべったべった。
「…」富松はなんだかおもしろくありません。
もやもや、もやもやして、なんでしょうね。



富松に接すれば、ぷいっと、そっぽを向かれ、
1年生たちとたわむれていると、すみっこのほうでしょんぼりしているし、
こっちにこいよと誘ってみれば、睨まれた上に、走って逃げていってしまいます。

富松の態度の豹変にちんぷんかんぷんな食満は、富松のことが気になって、気になって、



食満にどうしても素直になれない富松。
富松の態度にだんだん不安を覚えてくる食満。

胸のなかでどんどんふくらんでいくそれの原因はなんなのか。
それが大きくなれば、なるほど、その形がはっきりみえてくるようになって、

自分の気持ちに気づくのは、きっと、もうすぐ。




自分の気持ちの気づいた食満と富松。

気持ちを伝えるどころか、自分の気持ちと向き合うことすらできなくて、

いっしょにいることすら、顔をあわすことすら、恥ずかしくて、恥ずかしくて、
だけど、となりに相手がいることがうれしくて、目が合うだけでうれしかったり、
そんなことで、うろたえてしまう、自分がカッコわるくてカッコわるくてしかたがない。

富松になんか、食満先輩になんか、出会わなければよかった!!なんて思うんだけど、

それでも一緒にいたくて、だけど一緒になんかいれなくて、
近づいたり、離れたり、

あー、情けない!!




そんなふたりがお互いの気持ちに気づいて、きちんと、自分の気持ちと、相手の存在にきちんと向き合えるのにはかなりの時間が必要で、

付き合い始めたふたりはとにかく、ぎこちなくて、がっちがっちで、お付き合いをしているって言葉の響きだけで、息苦しくって。
だけど、2年間もべったべったにくっついていたふたりなので、何をするにも呼吸はぴったりで、なんだか面白いね。

気持ちを伝える言葉はたくさん知っているけれど、それを口にすることはないんです。
気恥ずかしいし、伝える必要なんてないっておもってるから。





大丈夫か?といいたくなるほど甘ったるい「恋」にうかれていたふたりですが、

ある時、気づきます。
ふたりがこうして一緒にいられる時間はほんの少ししか残っていないことに。


いままでの時間を後悔する、時間すらもったいなくて。

のこされた、時間のなかで、お前にどういう言葉を託そうか。
のこされた、時間のなかで、お前にどういう物を送ったら喜んでもらえるだろうか。
のこされた、時間のなかで、お前にどういう思い出を残したら、忘れられずにいてもらえるだろうか。

のこされた、時間のなかで、あなたにこの気持ちをどう伝えようか。
のこされた、時間のなかで、あなたになにをあげたら大切にしてもらえるだろうか。
のこされた、時間のなかで、あなたになにをしてあげたら、笑ってくれるだろうか。


そういうことも、きっと大切。
だけど、


もっと、もっと、お互いのことを知りたくて
もっと、もっと、お互いのことに触れたくて

のこされた、時間のなで、もっと深く、もっと大きく、お互いのことを、自分の中に刻んでおきたくて。

お前の全てを、あなたの全てを




もうすぐ、先輩が卒業。

お互いがお互いに「おめでとう」って言えるかどうかは、ご想像におまかせします。















こんな感じで10個のお題を最初に掲載させていただきました。

読んでくださった方…ありがとうです!




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